カテゴリー別アーカイブ: アイデアソン

第1回 石巻ハッカソンのお知らせ

この度、Hack For Japanでは、石巻2.0と共同で石巻ハッカソンを開催します。

石巻2.0にイトナブという「IT」+「営む」+「学ぶ」を合わせた造語を名前に持つ、石巻の将来を担う若者の職業訓練と雇用促進を行うプロジェクトがあります。このイトナブ主催で7/27(金)〜7/29(日)まで行われる第1回石巻ハッカソンは「Startup Weekend」と「Boot Camp」の2つのプログラムから構成されます。

Startup Weekend (主催:Startup Weekend Tokyo+イトナブ)は、起業を目指し、ビジネスモデルを競い合う「Startup Weekend」(本拠地:米国シアトル)をベースとして、石巻独自のStartup Weekendを展開します。

今回は「地域住民が抱える様々な問題について、ITを駆使して解決し、新たなビジネスモデルを構築する」ことを目標として、グループ単位で競い合います。

複数の参加者が問題を発表 それぞれの問題についてチームを結成 チーム毎に解決策を検討、プログラムを開発 解決策、プログラムのプロトタイプを発表 評価 という流れのイベントとなります。

Boot Campは、主に、石巻市及び近郊の高校生がソフトウェア開発の第一歩を踏み出すためのイベントです。既存のカリキュラムを用いて、3日間でAndroidアプリを制作します。Corona SDKを用いる予定です。協力:GClue(from会津)

どちらも会場は石巻工業高校です。

石巻工業高校
住所: 〒986-0851 宮城県石巻市貞山五丁目1番1号

Boot Campは地元の高校生が主役ですが、Hack For Japanスタッフがチューターとして協力します。

Startup Weekendへは地元以外からも開発者が参加可能です。7/27(金)午後2時に石巻工業高校に集まれる方を募集します。宿泊テントを用意しますので、後10名程度までならば、実費3千円程度でお泊りいただけます。それ以外の場合には、近隣の松島や東松島の宿泊施設をご自身で手配いただく形となります。
※テント利用は希望順となります。数に限りがありますのでお早めにご連絡ください。
夏休みに入った後ではありますが、是非とも奮ってのご参加をお願いします。なお、開始は金曜日からとなりますが、希望者は土曜日からの参加も可能です(*ただし、すでにグループ分けは終了した後から合流する形となりますので、その点はご承知おきください)。

申し込みはこちらから 終了しました。

Hack For Japanスタッフ 及川卓也
石巻2.0 古山隆幸(理事)「イトナブ」「セレブリティプロジェクト」「RE-FUTEBOLISTA」webプロデューサー


石巻2.0とは
ISHINOMAKI 2.0は東日本大震災を経験した石巻というまちを、震災前の状況に戻すのではなく、新しいまちへとバージョンアップさせるために2011年6月に設立されました。メンバーには地元の若い商店主やNPO職員をはじめ、建築家、まちづくり研究者、広告クリエイター、Webディレクター、学生など様々な職能を持つ専門家が集まっています。

震災後、ジャンルに縛られない多種多様なプロジェクトを実現させてきました。石巻に元からあるリソースを丁寧に拾い上げ、全国のありとあらゆる才能と結びつけて今までになかった新しいコミュニケーションを生み出しています。

ISHINOMAKI 2.0は常にオープンな集団です。石巻の内外の人々を巻き込みながら、すべての人がまちづくりの主役となるような仕組みをつくりだそうとしています。石巻のバージョンアップが、日本のバージョンアップのモデルになることを目指しています。
(「石巻2.0とは」から)

復旧 復興支援データベースAPI ハッカソン開催のお知らせ

東日本大震災の復旧・復興のための各種支援制度が国や地方自治体から提供されています。その利用を促進するため、Web経由で検索するサイトが今年の1月から立ち上がっています。現在すでに、国および岩手・宮城・福島の3県の情報が登録されています。

復旧・復興支援制度データベース

さらに、2月からはRSSやAPIの提供も開始されており、一般のアプリケーションやサービスが利用することが可能となっています。

復旧・復興支援データベースAPI

このRSSやAPIを利用することで、きめ細かい検索を提供したり、制度の紹介を自動的に行わせることなどが可能なのですが、多くの開発者にこの存在を認知されているとは言いがたい状況です。

そこで、Hack For Japanとして、経済産業省および三菱総合研究所と共同で、このAPIのアイデアソン/ハッカソンを開催することといたしました。

このAPIを使って、どのようなアプリケーションやサービスが開発できるか議論し、また、実際に開発を進めることを目的としています。APIやサイトへの問題点や要望などがあれば、経済産業省にフィードバックすることも可能です。

開催要項

開催日時/場所

  • 6/2(土)10:00 – 17:00
  • 三菱総合研究所 会議室 / 東京都千代田区永田町二丁目10番3号(地図
  • 定員50名

対象者

  • 開発者: アプリケーション/サービスを開発する人
  • 利用者: 行政書士/税理士など
  • そのほか、興味ある人

当日のアジェンダ

10:00 進め方の説明
10:15 経産省からAPIの説明目的や想定利用ユーザーなど
10:45 参加者の自己紹介
11:00 税理士/行政書士からのインプット

  • (想定)利用シーン
  • 通常の業務
  • 被災地での活動
11:30 質疑応答
12:00 アイデアディスカッション / グループ分け(仮)

  • アイデアをすでに持つ人はそれを共有
  • グループ分けをして、グループごとに議論
12:30 ランチ
13:30 グループ分け / ハッカソン & アイデアソン

  • 議論を続けるか、開発できるところは開発を行う
  • アイデアディスカッションだけのグループを確保
16:00 成果披露、質疑応答/フィードバック
17:00 終了

参加登録

参加希望者はこちらのフォームから登録してください。
氏名、所属(任意)、メールアドレスおよび立場(開発者か利用者か)を登録お願いします。
皆様の奮っての参加をお待ちしております。参加に当たって質問などある方はinfo@hack4.jp までお問い合わせください。

Hack For Japan 仙台会場(7/23・7/30) 開催レポート

Hack For Japan 仙台会場スタッフの菊池と申します。
私は仙台市在住の大学院生で、仙台会場の取りまとめをしております
小泉さん(@koi_zoo1)のお誘いでアイデアソン・ハッカソン両日のスタッフを
務めさせていただきました。
仙台でのHack For Japanは5月21日、22日に引き続いて2回目の開催となります。
今回の仙台会場は「未来を担う学生たちとコラボレーションを!!」という方針を掲げ、
仙台の学生ITコミュニティのSTDIO.S(Student Information technology
Organization for Sendai)と共同で開催いたしました。
結果、アイデアソンでは22名中6名、ハッカソンでは17名中4名の学生に参加して
もらうことができ、アイデアソンでは親子で参加された方がいるなど、他の会場以上に
幅広い年齢層の方に参加してもらえたのではないでしょうか。
当日の模様はUstreamアーカイブから確認することができますので、お時間の
ある際に是非ご覧ください。仙台会場のTwitterアカウント(@hack4miyagi)を
同時にご覧いただくと、当日の臨場感が味わえると思います。
全体の感想としては「震災時だけではなく、日常使いも可能なアプリケーションを」
というテーマで進行したことから、どのグループも個性的で利用者が手に取りやすい
アプリケーションを作ることができたのではないでしょうか。
また、アイデアソンで必要技術の絞り込みまで行えたことから、ハッカソンでの
作業時間を多く確保できたほか、技術に長けている方が他のチームの補助に
回ったり、デザイナーの方が十分な時間をかけて作業をすることができたことも
プラスになったのではないかと感じています。
ハッカソン終了後の記念写真。皆さん、良い笑顔です。




7月23日: アイデアソン
アイデア創出の専門家、アイデアプラント代表の石井力重さん(@ishii_rikie)を
司会進行役にお迎えして進行していただきました。この日は親子での参加や、
学生の参加者が多かったことから“出てきたアイデアの芽はどんなものでも
大事にする”という方針を掲げ、「復興のアプリを作る」というよりも
「面白いアプリを作る」ことに比重を置いてアイデアソンを行いました。
結果、仙台会場では次の6つのチームが結成され、ハッカソンへと繋ぎました。
「教えて! 冷蔵庫君!!」(チーム: ガラスの胃袋)
「自宅の食料の賞味期限を外から知りたい!」「食べ物の危険性を知りたい!」
というアイデアから生まれた「食べ物に関する情報を検索・通知するアプリ」です。
ユーザインタフェースを重視し、丸みを帯びた冷蔵庫と食品を模した可愛らしい
アイコンから、賞味期限やレシピ、うんちくといった情報を引き出すことが
できるほか、自身で見つけた記録しておきたい情報は”付箋”という形で
保存することが出来ます。
「パスワードクラック震度計」(チーム: 平均年齢未成年とオヤジ)
「非常時に家族のPCを使いたい!」というアイデアから生まれたサービスです。
パソコンやスマートフォンといった情報機器(以下、情報機器A)と震度計を
連携させ、ある震度以上の地震が発生したときに他の情報機器
(以下、情報機器B)にIDとパスワードを通知し、緊急時でも情報機器Aの
利用が可能になるというものです。
「Gene(ジーン)」(チーム: Gene)
「医療目的のデータベースがあれば便利なのではないか?」というアイデアから
生まれた「指紋などの画像から、個人の健康情報をインターネット上から
取得できるアプリ」です。指紋や虹彩といった生体情報が写った画像を
あらかじめサーバに記録しておき、これと持病や既往歴、処方している薬品
といった健康に関する情報をひも付けておき、緊急時に関わらず生体情報を
キーにこれらの情報を引き出せるというものです。また、生体情報から今日の
運勢を表示してくれるなどの娯楽要素も盛り込んでいます。
「復興笑点」(チーム: 復興笑点)
「復興アイデアを言わせろ!」というアイデアから生まれた「お題に応じた復興ネタを
投稿できるサービス」です。笑点のようにある“お題”に対応する「復興ネタ」を自由に
投稿するすることができると同時に、面白いと思ったネタには“座布団”という形で
レコメンドを付けることができます。これまで取得した座布団の数をランキング形式で
表示することもできます。
「人口サーモグラフィ」(チーム: 人口サーモグラフィ)
「ジオロケーションサービスを通じて、その場所にいる人の数をサーモグラフィの
ように表すサービスがあれば面白いのではないか?」アイデアから生まれた
サービスです。専用のアプリから観光地やお店などのランドマークにチェックイン
してもらい、チェックイン数から地図上に色を付けていきます。チェックイン数が
多いところほど色が濃くなるので、人がどこに集中しているのかや、最近流行の
スポットが分かるなどという効果があります。
「堪忍袋」(チーム: 堪忍袋)
「いびきをかいている人に気づいてもらえるアプリが欲しい!」というアイデアから
生まれた「音とバイブレーションで周囲がうるさいことを通知するアプリ」です。
携帯電話やスマートフォンのマイクから周囲の音を録音し、一定時間騒がしい
状態が続いたとき、大音量のアラームとバイブレーションで通知します。
UIも重視し、騒がしい状態が続いているときは画面の堪忍袋が膨らんでいき、
逆に静かな時は堪忍袋がしぼんでいきます。
途中、参加者自身の取り組みを発表するショートプレゼンや、アイデアソンでの
こまめな対話で、参加者間の相互交流を深めることができた良い一日だったと
感じています。
7月30日: ハッカソン
仙台会場も他会場と同様、アイデアソンから一週間後の7月30日にハッカソンを開催
しました。各チームごと当日のゴールを発表したあと、作業に移ってもらいました。
当日都合がつかず、開発に長けた方が抜けたチームもありましたが、事務局で予め
お願いしていたチューターの方や当日協力を申し出てくれた参加者の方の協力で、
逆に相互交流が進み、どのチームも一定の成果を出すことができました。
「教えて! 冷蔵庫君!!」(チーム: ガラスの胃袋)
このチームではレシピ、Tips検索とアプリ開始時のTips表示、アイコンによる
検索上位表示の3点をゴールに、WebとAndroidアプリの二つのプラット
フォーム上での作成に取り掛かりました。ハッカソン終了時には両プラット
フォームとも3点の基本機能は実装完了、AndroidアプリではUIまで実装すると
いう結果になりました。チーム内にチューターの方がおり、一般の参加者よりも
作業量が多いにもかかわらず、クオリティの高いアプリを完成させています。
デモURL
「パスワードクラック震度計」(チーム: 平均年齢未成年とオヤジ)
このチームでは地震発生時にインターネット上から震度を取得し、震度が一定
以上ならば画面上にIDとパスワードを表示させるアプリケーションを作ることに
しました。このチームはアイデアソンから人数が減り、開発に長けた方がいない
というトラブルに見舞われましたが、ダミーの震度データから画面上にIDと
パスワードを表示させる部分を完成させています。
「Gene」(チーム: Gene)
このチームでは個人情報の登録・照会・既往歴等の表示が可能なスマートフォン
アプリを作る予定でしたが、チームにスマートフォンアプリに長けた方がいなかった
ことから急きょWeb上での実装に変更。当日の急な変更に見舞われながらも、
テキストではありますが個人情報の登録・紹介・既往歴等の表示といった基本的な
機能に加え、UIのデザイン、娯楽要素である運勢表示まで実装するという、
最も完成度が高いチームでした。その完成度の高さから、各会場の成果発表では
仙台会場の代表として発表してもらいました。
デモURL
「復興笑点」(チーム: 復興笑点)
このチームではWeb上での投稿、投稿のリアルタイム表示、“座布団”の付加、
座布団ランキング表示という基本機能の完成をゴールに作業に取り掛かりました。
ハッカソン終了時には一部不具合が見られるものの、時間内でほぼ完成する
という結果になりました。こちらもチーム“ガラスの胃袋”と同様にチューターの方が
いらっしゃいましたが、負けず劣らずのクオリティを誇っています。
「人口サーモグラフィ」(チーム: 人口サーモグラフィ)
このチームではTwitterの投稿に含まれる緯度経度情報とGoogle Mapの二つを
利用して、そのスポットの人口密度を表すアプリをWeb上で実装することにしました。
こちらのグループもハッカソン時に技術に長けた方が一人もいないというトラブルに
見舞われましたが、Twitterの投稿から緯度経度情報を抜き出し、Google Mapの
特定地点上に円を描画するところまで完成させています。
「堪忍袋」(チーム: 堪忍袋)
このチームにはデザインに長けた方が一人もいないことから、音を取り込む、騒音度
の蓄積、アラームとバイブレーションの作動といった最低限の機能をiPhoneアプリ
およびAndroidアプリで実装することゴールに、作業に取り掛かりました。結果、
iPhoneアプリ版は音声を認識して爆発音を鳴らすまで、Androidアプリ版は音声を
取り込むところまで完成することが出来ました。
惜しくもハッカソンに採用されなかったアイデアについては、アイデアソンで
司会進行役を務めてくださった石井力重さんのBlogに掲載されています。
仙台会場から出た他のアイデアに対して、実現できるアイデアやもっと工夫できる
アイデアなどありましたら、Hack For Japanメーリングリストまで是非ご連絡ください。
また、現在以下のFacedbookグループにて仙台会場のプロジェクトを継続して
推進しています。
イベントに参加してない方でも上記プロジェクトに興味のある方は是非こちらもご覧に
なって下さい!