第3回アイデアソン・ハッカソン東京会場からのレポート – ハッカソン編

7月23日(土)のアイデアソンに引き続き 7月30日(土)にはハッカソンが開催され、東京会場では50名を越える皆様に参加頂きました。
Tシャツ
新たな試みとして Hack For Japan でTシャツを制作しました。ご希望の方から事前に注文を受け付け、ハッカソン会場でお渡ししました。早速これを来てハックされる方も多数! 背中のコードに「日本が復興するまで、ハックし続ける」想いが込められています。


※必要な原価を差し引いた利益は 「ITで日本を元気に!」を通して被災地に寄付させて頂きました。
遠野の報告
今回新たに開催地として加えさせて頂いた岩手の遠野会場では23日にアイデアソン、続けて24日にハッカソンが行われました。実際にスタッフとして参加してきた山崎富美さんがその報告を行いました。録画はこちらです。
岡山からの参加者

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3月の第1回ハッカソンの際に岡山会場で参加された方が、今回は東京会場に駆けつけてくれました。
開発された act4-lives.netの説明をして頂き、途中他のチームに参加中にエンジニアの方から熱心にアドバイスを受ける場面も。困った時には他チームから強力な助っ人によるアドバイスも得られるというのは、様々なバックグラウンドを持つ方が集まるハッカソンならではです。
遠野でも参加された方からのアドバイス

7/23,24に行われた遠野会場に参加された原田さんが来てくれました。
実際に遠野でのボランティア活動も行われている方なので、急遽ボランティアニーズマッチングのチームに入って頂き、いろいろとアドバイスをお願いしました。またクロージングの時にも一言話して頂き、「ボランティアの現場ではハード的なものからソフト的なものにシフトしているところがある。IT開発者の力がますます必要になってきている」という話しはとても参考になると思います。
ラジオという媒体
前回に続き今回もニッポン放送さんに参加頂き、「広く知らせることが出来る点、デジタルとアナログの変換という観点で是非ラジオという媒体を活用して欲しい」というお話しをして頂きました。
ネットアクション2011
経済産業省の守谷さんからはネットアクション2011についての話しをして頂きました。「国はローデータ公開することに力を入れていきます。技術的に公開の仕方など是非ご意見下さい」とのことです。
東京会場で取り組まれたプロジェクト
東京会場では全部で10のプロジェクトが走っていたのですが、スタッフとしても一つのチャレンジである Hack For Japan を hack する取り組みがありました。現状、見やすいとは言えないプロジェクト一覧のページを見やすく機能的なものにしようという取り組みで、スタッフの白石さんがプロトタイプとして作っていた仕組みを元に2名の助っ人に参加して頂いた結果、新しいプロジェクト一覧が公開されています。

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成果発表の録画はこちらです。
各チームの発表が始まる時間の目安を下記チーム名の右側に[00:00:00]のように表記しています。
ダジャレクラウド[00:00:43]
  • 次のハッカソンまで実装する内容を決めた
  • ランキングをするにはパラメータ評価が必要。
  • +1 や「いいね」ボタン、「これ、ダジャレじゃない?」と通報するボタン
  • スマートフォン向けの実装も計画
みんなのまち[00:06:22]
  • 街で改善が必要な点を見つけたら写真を撮って位置情報付きで投稿する iPhone アプリの部分を実装。
崖イイネ![00:04:24]
  • androidアプリとサーバーサイドの実装を進め、android アプリから崖の写真を位置情報付きで twitter にアップする仕組みまで出来た。
eコマースで復興店支援[00:08:44]
  • 復興店舗リストを元に各 e コマースサイトでどれが東北復興のお店なのか分かるようにユーザースクリプトを書いた。
  • 楽天版
  • 禁断のYahoo版
電子工作チーム[00:10:44]
  • このチームではハードウェアのハックを行った。
  • ガイガーカウンターのパルスを出すユニットに LED 表示を組み合わせた。
  • 熱中症対策で、温度センサーとマイコンを組み合わせたものを作ってみた。
Act4Lives [00:14:38]
Hack For Japan プロジェクト一覧改善[00:16:58]
  • 無機質なスプレッドシートが見やすい一覧表示になり、ソート、条件抽出なども可能に。
  • アップデートのリマインド機能もある。
ボランティアセンター向け ニーズ公開ツール[00:18:59]
復興いいね! [00:23:11]
  • デザインを考え、画面遷移を整理した。
情報再利用推進PJ [00:26:21]
最後の成果発表は、前回同様にまず各会場毎に行って会場の代表を1チーム選出し、そのチームの発表を相互に中継するという方法を取りました。東京会場では1人一票の挙手により選出しようとしたところ票が割れ、「崖イイネ!」と「eコマースで復興店支援」が同率1位となりました。そこからさらに決戦投票を挙手で行い、最終的に「崖イイネ!」チームが選ばれました。
「崖イイネ!」チームの代表プレゼンは [01:00:30] 付近から。
クロージングではスタッフの及川さんから「継続していくのが大事、みなさんと一緒に考えていきたい。」という言葉がありました。震災発生から5ヶ月という時間が経過していますが、復興にはまだまだ長い時間が必要です。Hack For Japan では「コードでつなぐ。想いと想い」を具現化するために今後もこうしたイベント等を通じて活動を続けていく所存ですので、引き続きよろしくお願いします。
最後の記念写真。「はっく ふぉー じゃぱーん」のかけ声で撮りました。

Hack For Japan スタッフ 高橋憲一

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