月別アーカイブ: 2011年6月

第2回アイデアソン/ハッカソンのアンケート結果

第2回アイデアソン/ハッカソン参加者のアンケート結果を公開します。

最初に参加された日を質問しました。5/21(土)のアイデアソンのほうが多かったようです。開発者以外の方にも参加いただけた結果ではないかと思います。

参加日

参加会場は東京がもっとも多く、その次に仙台、そして福岡、会津若松、高松の順になっています。

参加会場

参加のきっかけはサイトやメーリングリストから知ったという人がもっとも多く、僅差でTwitter経由という結果になっています。知人・友人から誘われてという人も同じくらいの方いらっしゃいました。複数回答ありなので、Twitterで友人から誘われてという人などもいらっしゃったのかもしれません。

参加のきっかけ

Hack For Japanのメーリングリストに入っていらっしゃいますかという質問からは、まだ入っていらっしゃらなかった方も多くいらっしゃることがわかりました。

メーリングリストへの参加

メーリングリストへの参加はこちらから → http://groups.google.com/group/hack4japan/subscribe

Hack For Japanに賛同したプロジェクトに参加していますか?  という質問への回答はちょうど半々でした。今回のハッカソンから参加という人もいたようです。また、初日のアイデアソンだけに参加した人はプロジェクトへ参加していないという人が多かったようです。開発者ではない人にもアイデアソン以降もプロジェクトに参加してもらえるようにするのが課題です。

Hack For Japanプロジェクトへの参加

アイデアソン/ハッカソンに参加して良かったですか? という質問には100%の方から良かったと言っていただけました。かなり恣意的な質問だったかもしれません 😉

アイデアソン/ハッカソン参加しての感想

自由記述でいただいたコメントは総じて参加して楽しかったと言っていただけていましたが、運営サイドの準備不足や不手際を指摘される方もいらっしゃいました。多くの方に貴重な週末をつぶしてまで参加いただいていますので、今回の反省を活かし次回以降は出来るだけスムーズな運営が出来るようにしたいと思います。

また、時間が足りないという声もいただきました。Hack For Japanのハッカソンに限らず、常にハッカソンというのは時間が足りなくなるものなのですが、今回はアイデアソンで各地からの報告を多く入れたために時間が足りなくなった面もあったかと思います。次回は報告やTechTalkは別日程での開催(* 必ずしもアイデアソン/ハッカソンと連携する必要もないと思います)とし、アイデアソン/ハッカソンでは議論や開発にもっと時間を割り当てられるようにする予定です。

この他にも多くのコメントをいただきましたが、スタッフですべて目を通し、議論しました。次回以降の企画/運営に反映します。

次回は同じく東京、仙台、会津若松にて7/23(土):アイデアソン、7/30(土):ハッカソンの予定です。詳しくは決まり次第、お知らせします。お楽しみに。

Hack For Japan スタッフ 及川卓也

第3回 スタッフミーティング議事録

Hack For Japan 第3回スタッフミーティング

6月1日(水)19:00~22:00 @リクルート メディアテクノロジーラボ

今回も会議の模様は ustream で配信していました。録画はこちら

* AI と書かれている部分はアクションアイテムです。



出席者(敬称略)

藤村、鎌田、石野、山崎、宮家、及川、高橋、白石、川崎、

Skype参加:岩切、小泉

オブザーバ:ニッポン放送 鳥谷、清原

  • ハッカソンのふりかえり
    • アンケートで頂いた意見について
      • ustのチャネルの準備が当日の朝だった等、明らかに準備不足
      • 次回は他会場からは割り切ってtwitterで質問を投げてもらう。ハッシュタグを付けて。
        • twitterを使えない人はスタッフ経由で。
      • 各会場でのスタッフの役割分担を決めておくべきだった。
        • tweet, beluga のチェック等
      • 発表のタイムキープはゆるめで良いと思う。
      • 東京会場で現地との一体感をもう少し出せた方が良い。
        • 前回よりは現地の声を反映できているはず。
      • アイディアソンの時間が短かった。
        • 会場をまたがったプロジェクトは無かった。
        • もう少し時間を取れれば会場間の連携が出来たかも。
      • アイディアソンとハッカソンが2日連続が良かったのかどうか。
        • 1週空けたほうが良かった可能性もある。
      • テックトークは別にしても良かったかも。
      • アイディアがあってプロジェクトに結びつけたい人のための場に。
      • 東京の事情:少しでも現地の話を聞いてから取り組めたということが参加者の感情的にも大切。
        • 現地からの報告は1、2枠はあった方が良い。
      • 現地報告を受けて参加した皆さんからのフィードバックの時間があった方が良いかも。
      • アイディアソンは一種のブレインストーミングなので、「否定から入らない」という説明はもっとするべきだった。
      • どういうことをやるのかという事前説明はもっと必要。
      • 各会場でどのようなものを作ろうとしているか共有する。
        • 時間を決めてwebにアップする等、オンラインで参加している人にも分かりやすいように。
      • 時間が足りない…これはどのハッカソンでも出る意見。
        • 出来るところまでで良い、継続が重要ということを強調する。
      • 初心者向けにブートキャンプのようなものもやると良いという意見あり。
        • 会津は大学を中心としたコミュニティがあるので、それを活かしていくことが出来れば。
      • オンラインからの参加をどうするか。
        • 専任のモデレータを置くなど出来ない限り難しい。
        • スタッフを配置出来ないなら明示しない。期待を持たせすぎてもいけないので。
        • ustは効果的だったはず。
    • 次回のハッカソンのプランニング
      • 被災地を含め複数会場同時開催が良いのは確かだが、スタッフの負担が大きい。
        • 次回以降、複数会場同時開催が必須とは考えない。
        • スタッフの予定を確認してから計画する。
      • 現地でやったのは、声を聞く意味でも良かった。
      • 手伝ってくれる人を集める。
        • 仙台で小泉さんを中心にTDCの皆さんでスタッフを募るなど。
      • 小さくても良いから開催していく。
      • 仙台、会津で現地のスタッフを増やしていく。
        • 地域支部を作る。
          • 仙台、OK → AI: 小泉
          • 会津、要相談 → AI: 佐々木
        • フォローアップも現地での方がやりやすい。
        • 佐々木さん、小泉さんにスタッフに入ってもらったのはハブになってもらうことが出来たので良かった。
        • 支部は被災3県のみとした方が良い。
          • 乱立し過ぎも収拾つかなくなる恐れがある。
        • 岩手は?
          • 盛岡なら出来るかも。
          • IWDDというコミュニティがある。→ IWDD 代表(川崎さんの友人)と連絡取れました。引き続きフォローする。→ AI: 川崎
        • その他は今のところ GTUG 経由で。
      • 次回、出来るだけ同時開催を目指す。
        • 現地でのファシリテーション
        • アイディアソンのみで1日使う。
        • テックトークは別の日に。
      • ITじゃない人にもっと広げる。
        • もっと告知を広くする。
        • 広くする対象には二種類ある
          • 被災した方々
          • エンジニア以外
        • ターゲットを絞る?
          • 例えばボランティアの方など。
        • ニッポン放送さんにお願いする方法もある。ラジオで声がけしてもらう。
          • リスナーも初めてのことで、まだよく分からなかった可能性がある。
          • 人を集める、アイディアを集める。
      • 各プロジェクトにPMが必要。
        • 形にしていこうという意思がある人が引っぱる。
        • ダジャレクラウドの例では、ニッポン放送さんが上手くリードしてくれた。
        • 次回はもう少し意識してみる。声がけするのは
          • GoogleのPMの方 → AI: 及川
          • 翔泳社のML → AI: 岩切
      • 次回、開催時期は
        • 夏休みをどう捉えるか。
        • お盆は避ける(8/13, 14, 15)
        • 7月中旬をおおまかなターゲットにする。
        • 7/17 はandroidの会、ruby 会議等があるので避ける。
        • 2日間連続開催は負担が大きい。
        • 日曜よりは土曜のほうが良い。
        • (仮で)7/23 アイディアソン, 7/30 ハッカソン
        • 参加可能なスタッフ
          • 23 関、川崎、及川、高橋、小泉、△山崎
          • 30 関、川崎、及川、高橋、小泉、白石、△ 山崎
        • 関、高橋の二人がメインでコーディネイトする。
          • 東京会場 リクルートMTL or 楽天(吉岡さんに確認)
          • 仙台会場 小泉さんが調査、MSさんにも確認
          • 会津若松会場 会津大学
            • 会津大学に確認する。→ AI: 佐々木
  • (ハッカソン)各プロジェクトのフォローアップ
    • 主要プロジェクトがきちんと一覧に入っているかの確認
      • 各会場で参加したスタッフが確認する。今後のping も行う。→ AI: 各スタッフ
      • 各プロジェクトの連絡手段は事前に把握しておくと良い。
    • 以前から一覧に書かれているプロジェクトも含めて状況が最新になっているかの確認
    • 新たに参加しようと思った人が「何から始めて良いかわからない」という状況になっているのを鑑み、スキルセットをベースとしたマッチング(つまり、どのプロジェクトがメンバー募集していて、どのようなスキルを持つ人を募集しているか)が出来るようにするための仕組みづくり
    • オンラインからのプロジェクトはどこまでフォローする?
    • 初期の頃のものを整理する必要がある。
      • 別シートに移す。
        • 個別にコンタクトして確認。
    • Google Code の activity の表示のように分かると嬉しい。
      • APIはある?
      • rss はある。
      • マッシュアップアワードの事例
        • プロジェクトにはてなスターをつけられる。
        • フィードバックがあるとモチベーション向上にもつながる。
        • コメント欄でコミュニケーションが広がるようになっている。
        • 最初の入力はフォーム、後の編集が出来るようになっている。
      • 「復興いいね」が出来ると役に立ちそう。
      • Google Sites にプロジェクト毎のページを作ってもらう。
        • それ用の Sites を別に作る。
        • 開発者同士が「いいね」をやってもあまり意味が無い可能性
      • コンテストのようなものがあっても良い。
        • 被災者の皆さんにいいねを押してもらう。
      • 動いているプロジェクトを紹介する。
        • ブログだと流れていくのでページに用意する。
          • sites に上げる。→ AI: 石野
        • オーナーに声がけして必要な情報を集める。
          • スクリーンショット、プロジェクトのurlなど
        • まずは各会場の代表になったチームを紹介。
        • コメントは twitter などを取り込む仕組みを確認。
        • コメントは現地からの声を聞ける可能性もあり。
        • スターについては少々デリケート
    • 卒業プロジェクトもあるはず。
    • コラムを追加して、コンタクト出来るスタッフの名前を入れる。
    • やりたいが参加出来なかったという人にどうフォローするか。
      • MLやプロジェクトリストを見てというだけでは敷居が高い。
      • 大きなイベントの合間は沈黙で良いのか。
      • 人手が足りないプロジェクトがあるはずなので、マッチングの場を提供するのが良いのでは?
      • 担当スタッフがメンバー募集していないか確認
      • 求人募集のようなページを用意してスタッフがナビゲート
      • 去年のGoogle Developer Day で作ったdevlinkは利用出来るか。→ AI: Fumi
    • Hack For Japan のサイトに適したサイトのシステムを作った方が良いのでは。
      • 作ってくれる人を募る?
      • 既存の仕組みでも App Script を使って Docs のスプレッドシートから取得してHTMLでアウトプットすること等は出来る。
      • そういう部品単位で少しの作り込みをしてもらえる人を募る。
        • 白石さんから声がけしてもらう。
        • Google Code のプロジェクトを利用する。
  • サイトのリニューアルについて
    • 利用出来るデータに関してはsinsai.infoにリンクする形で良いのではないか?
      • 件数が多い問題あり。
    • Yahoo の震災情報が結構良くまとまっている。
      • 但しデータソースそのものではないかも。
      • Yahoo 内で編集の目は通っているので確かなものにはなっている。
    • データのページはそもそも必要なのか?
      • ページの内容を見直す → AI: 鎌田
      • 必要無いものは消す。Yahoo から必要なものをピックアップ
  • フォトサルベージ進捗報告(白石)
    • 無事公開されました!
    • この後の展開
      • まだやらなければいけないことはある。
      • 開発者大募集中。
      • Hack For Japan のプロジェクトに入れて募集する。
      • 成功事例として紹介できる。
      • オープンソースで人を集めることの難しさ
      • 英語化すれば世界中のレタッチ職人の手を借りられる。翻訳者を募集。
  • Rescue311 の紹介(藤村)
    • 被災地の方々にリモートで医師がアドバイス出来る仕組み
    • 百数十名の医師
    • 利用者はガラケーから空メールを送ると問診票が送られてくるのでそれに記入して返信
    • CRM を利用している。
      • ライセンスの問題がある。
    • まだ100事例程度。認知、利用が少ない。
      • 現地での宣伝活動が重要
    • ケアの必要な段階が変化してきている問題。
      • 救命フェーズから、心理ケアへ
    • 課題
      • CRMは今のもので良いのか。
      • 認知拡大
        • 心を開いて頂くプロセスが必要
      • 現地での対面も含めた活動が必要
      • 利用率が上がらないことにはどのベンダの仕組みを使うのかも分からない。
        • CRMベンダにはユースケースとして認知されているので、うまくそこで便宜を図ってもらえれば…
      • ラジオでも出してもらう。
      • Hack For Japan の pr を通じてプレスリリースを出す。
        • photosalvage も。
      • 岩手のコンタクト先がFAXのみ。引き続きフォローする。→ AI:及川、西脇、山崎
  • ニッポン放送との連動企画の今後について
    • 今回のミーティングにはオブザーバーで来ています。
    • 感想
      • 何が出来るか一つ一つ考えていきたい。
      • app10 だけでなく朝の番組等でも取り上げていきたい。
    • ラジオ自身を hack 出来ないか
      • 最後の一人になった時でも…という話とか、
      • 技術者に取って興味を引くような話題をテックトーク的に
        • 精神を学ぶ、勉強させてもらう。
        • 次世代の技術等、話は沢山ある。
        • 今までやってきた30年の歴史がある。
        • トピックを上げてもらい、スタッフで時間等を考える。
    • app10
      • ダジャレクラウドは毎週のように取り上げることになりそう
      • 成果物があれば紹介
      • 若い人に「自分も何か出来るのでは」という伝搬が起きている。
        • アプリ制作のチュートリアルを行うとか。
          • 何か考える → AI:高橋
          • amazon の渡辺さんも何か考えているらしい
        • 次回勉強のために参加してもらうとか
    • もしこの瞬間に直下型地震が起きたら本当に大丈夫?
      • 防災イベントのようなものをやるのはどうか。
      • ニッポン放送さんは?
        • いつ何が起こっても大丈夫なように準備している。
        • アナログだが、家から局まで歩いてみることをやっている。
        • 災害が起こった瞬間、文明のものは全て負ける。
          • アナログなことが役に立つ。
        • 最悪の事態の場合、全国に電波は届けられる。
        • ラジオはデジタルからアナログへの変換が出来る。
        • 次の世代に向けて取り組むことが大切と考えている。
        • タクシー運転手の皆さんにいざという時に現場の様子を報告してもらえる仕組みを携帯電話が高価な時代からやってきている。
          • しかし今回の東北では携帯が使えなくなっていた。
        • 「そこに登録すれば皆が使ってもらえる」そういう仕組みを知ってもらうことを必要。
        • アナログの話、テックトークを早めにしてもらって学ばせてもらう。
        • ネットは使えていたが last one mile が駄目だった。
        • peer to peer の仕組み等、様々な手段があるはずだが、もし今何か起きたらすぐ活用出来るか。
          • いざという時のために知っておく、準備しておく。
  • YokosoNews(関)
    • 誰か出れますか
      • 英語で40分のインタビュー。
      • やはり Fumi さん
      • skype で行われるので世界中どこからでもOK!
  • 第7回ジオメディアサミット:6/8(水)夕方(関)
  • ust からの質問
    • プロジェクトの報告はどうすれば?
      • まずは MLやtwitterで。
    • IWDD の方より
      • 7/30 は青森で css nite があるので岩手の皆さんは参加できないかも。
  • 次回のスタッフミーティング
    • 7/5(火)19時から、リクルートMTLにて。
    • 及川さん、Fumi さん、世界中どこにいても skype で;-)
Hack For Japan スタッフ 高橋憲一

第2回アイデアソン・ハッカソン 会津若松のレポート(その3~ハッカソン)

こんにちは。Hack For Japanスタッフの石野です。

5月にHack For Japanのアイデアソン・ハッカソンというオフラインイベントが全国で開催されました。
私は福島県会津若松会場でのイベント運営をお手伝いしてきましたので、ここで報告させていただきます。

この文章は、前々日アイデアソンの投稿の続きになります。

5月23日日曜日 ハッカソン

イベント二日目の朝、会津若松はかなりの雨でした。
会津大学の学生の多くは自転車で通っているためか、集まりはゆっくりでした。

スロースタート

仲間に電話をかける姿もちらほら見られたようです。この日はすぐにチームごとの作業に入るため、それぞれのチーム内での合意が出来ていれば大丈夫です。

今日のハッカソンで開発することになったプロジェクトは次の通りです。

プロジェクト名 朝の参加 今日の目標
風評をふっとばせ隊 2人 サイト公開
行政情報公開 1人 提案作成
クラスメイトファインダー&コミュニケーション 3人 設計
あいづっぽ(ボランティアマッチング) 4人 サイト公開
放射線関係(API) 2人 完成
放射線関係(デバイス) 3人 完成

今日はどこまでやろう?

この会場には開発者ではない人、低学年の学生の参加も多かったのですが、それぞれのチームはメンバーの知識や経験をもとに目標を設定してくれました。
自分たちで見積もるのが難しくても、経験のあるスタッフが助言していました。
コードを書くだけではなく、企画書や提案書を作成して、興味があって作ってくれる開発者を募集するような考え方で参加するやり方もあるのではないかと思いました。

会津若松会場の作業のようすを写真で紹介します。写真は他にもあります

クラスメイトファインダー&コミュニケーション

風評被害をふっとばし隊

あいづっぽ

ガイガーカウンター製作中

テレビの密着取材


他チームとも相談しながら進めます

放射線関係

お昼前に、びぎねっと宮原さんが会場を訪問してくださいました。オープンソースカンファレンス特製トートバッグをいただきました。ありがとうございました。


宮原さん

私も自分のプロジェクト(放射線マップアプリとPDF関連)を進めようかと思っていたのですが、お昼がやってきました。

昨日は準備に追われ、会場でお弁当を食べました。でも今日こそは会津若松の名物を食べに行くのです。

名物ソースカツ丼

……並盛でも、もの凄い量でありました。巨大なカツが飯を覆い、食べ難いときは、蓋にカツを退避するとよいとのティップスをいただきました。福島は米処でもあり、美味しいご飯をたくさん食べるそうです。

ソースカツ丼にも、いくつかのスタイルがあるのですが、ご飯に千切りキャベツを敷き、ソースを掛けた豚カツを盛りつけるというものが会津流です。
カツの下に千切りキャベツを敷くのはここが発祥らしく、伝統会津ソースカツ丼の会というものがあります。
作法とパターン、取り巻くコミュニティ、これはソフトウェアと同じではないだろうかと考えていると、隣では「アダムスキー型」が目撃されていました……

昼食後にプロジェクトの進捗状況を発表する予定になっていましたが、作業を続行することになりました。
みなさんリフレッシュして、開発を続けてゆきます。テレビの取材もありました。

17時になり、今日の開発作業は終了です。それぞれの会場で成果発表会が始まりました。

各チームがこの二日間の成果を発表し、各会場から一チームを代表として選出することになっていました。会津若松会場からは6チームが発表することになりました。

これは5分間ずつのライトニングトーク形式で行われました。ぜひ録画をご覧ください。


<a href="http://www.ustream.tv/recorded/14881566" class="broken_link" rel="nofollow">Ustream動画</a>

まずは「風評被害をふっとばし隊」の発表です。

風評対策には確実な情報を提供して消費者に安全・安心を伝えていくのが確実な道である。
そのために、元気米作りをサイトで紹介してみようということになったそうです。
発表された江川さんのお宅は篤農家(とくのうか:熱心で研究的な農業者)で、放射性物質対策の農法を色々と試行されています。
その農法の一つに、ボカシという有機物を発酵させた肥料の使用があるそうです。
作物に様々な物質が含まれているボカシ肥料を与えることで、放射性物質が作物に取り込まれることを防ぐそうです。
また、ガイガーカウンターによって放射線量を実際に測定しながら作業をされています。
江川さんの田圃では測定される放射線量は少ないとのことですが、念のために水道水で苗を育て、水路に吸着剤を敷いています。
さらに、検査機関に土壌と収穫した米の分析を依頼する予定とのことです。

このプロジェクトは、へちまインターネットさんがサーバーを提供され、元気米プロジェクトとして公開されています。

風評被害をふっとばし隊

次は、「クラスメイトファインダー&コミュニケーション」の発表です。

避難によって友達と離ればなれになってしまった児童たちが福島県にも多くいます。
このプロジェクトでは、学級便りのような感覚で、離れた場所にいる友達と繋がっていられるサービスを開発しました。
このサービスを使えば、自分のクラスメイトの近況がわかり、校長先生からのビデオレターなどを読むことができます。
また、新聞のように印刷することも可能なレイアウトを検討しているそうです。


クラスメイトファインダー&コミュニケーション

次は、行政情報公開「100年使える震災WEBサイトテンプレート」の発表です。

このチームは前日には5人いたのですが、今日は1人だけの参加となってしまい、企画書の提案をしようということになりました。
1995年の阪神・淡路大震災、この東日本大震災の教訓を活かして、災害の際に必要となる情報を統一された構成のテンプレートとして整備し、ソーシャルな情報と連携する。
また自治体ごとの更新情報を集約するサイトを構築して、情報の一覧性も確保するようなことを提案しました。
この集約サイトによって他の自治体との状況の比較ができ、自治体の上層部に働きかけて公開が促進されることも狙っているそうです。

行政情報公開

続いては、「あいづっぽ(ボランティアマッチングサイト)」。仲良くメンバー全員による発表でした。

この震災では、ボランティアをしたくても募集の情報が見つからない、参加が現場で対応しきれないなどの問題があったそうです。
このような問題を解決するために、あいづっぽは学生の視点からボランティアマッチングの仕組みを提案・開発しました。
まだ完成はしていないということでしたが、ログインとボランティア情報の登録、参加という基本機能は実際に動作していました。
これから実装したいこととして、Twitter、mnews(学内ニュースグループ)などのソーシャルなサービスでニーズを広めることや掲示板などのコミュニティ機能を追加することを計画していました。

あいづっぽ

次に、放射線関係です。

このチームは大人数で放射線情報に関係するシステムを開発しました。
これは情報の収集、蓄積と利用、情報の提示の一連の領域にわたるものです。
まず、手動でガイガーカウンターの測定値をサーバーに登録するAndroidアプリケーションを高校2年生が開発しました。
それを自動化し、ガイガーカウンターからBluetooth経由でデータを自動的に送信するシステムも開発。
そしてサーバーに蓄積されたデータを利用することができるAPIを準備し、APIを呼び出して情報を地図上に表示するという一連のデモを見せてくれました。


放射線関係のチーム

最後に、先進的な放射線測定器の紹介がありました。

かつて携帯電話型の放射線測定器があったそうです。価格などの情報は見つからないので販売はされていないのではないかということでした。

後ほど私が、ベラルーシにある販売元に問い合わせてみたのですが、携帯電話のモデルチェンジに合わせて測定器の外装設計をやり直すのは大変なので、BluetoothかIRでPCと連携するモデルに移行したとのことです。この会社では腕時計型の測定器なども販売しています。

携帯電話型の放射線測定器の紹介

すべてのチームの発表が終わると、代表の選出に入りました。
投票のルールは試行錯誤したのですが、会津若松会場からは放射線関連チームが選ばれました。

代表の選出

各会場の代表が決まると、それぞれの会場を中継しての発表が始まりました。

高松は会場を閉める時間が早かったため、残念ながら同時中継には参加できませんでした。

高松の発表の録画はここにあります。

(Sahana関連、音声読上げのWebサービス、Bluetoothによるチャット、感電水冷服、ガイガーカウンターとAndroidの連携について発表されています。)

東京会場からは『復興イイネ』チームが発表しました。

これは復興を支援しているサイトにボタンを設置し、ソーシャルに評価してサイトを相互に結びつけるようなことを狙ったサービスです。
ユーザーから高い評価を得たサイトは、投票結果ページで目立つようになるそうです。

東京会場の録画

仙台会場からは『復興時計』というプロジェクトが発表されました。

震災から復興してゆく風景を刻々と表示することで風化防止を狙ったものです。これはAndroid版とiPhone版のプロトタイプが作られました。

次は福岡会場からの発表で、『donatter(どねったー)』です。

このプロジェクトは3月21日、最初のハッカソンから開発を続けているもので、今回はAPIの機能拡張を実施したそうです。
義援金や献血などの貢献の様子を可視化することで、楽しみながら支援を続けられるようにすることを狙ったサービスです。Android版とiPhone版、Webアプリ版のプロトタイプが作られていました。

福岡会場の録画

そしてここ会津若松会場から、ガイガーカウンターチームの発表が始まりました。
この発表ではハードウェアと連携する動作もビデオで中継でき、離れた会場にも臨場感が伝わったと思います。
このチームは手がけている領域が広く、短時間での発表が難しいのですが、うまくまとめて良い発表をしてくれました。

どのプロジェクトも素晴らしい成果だったと思います。開発者のみなさん、おつかれさまでした。

もうすぐ、二日間のイベントも終わりです。

スタッフの及川さんからのあいさつがありました。


今回のイベントでは放送の中継など、多くの準備不足がありました。
ですが私たちにも、何が正解かが分からないので、試行錯誤しながら進めているところなのです。
Hack For Japanには強固な仕組みはまだないのですが、開発者が復興へ向けての思いを一つにするような活動になってきていると思います。
この活動を継続していくために、みなさんの更なる協力をお願いします。
今回のイベントにご協力いただいた方々、ありがとうございました。

私も自分のプロジェクトを進めることと、よりよい運営のために努力を続けたいと思いました。

続いて、協賛していただいている会社からの書籍がもらえるジャンケン大会を開催しました。オープンソースカンファレンス特製トートバッグも追加です。

ご提供いただいた書籍は、翔泳社さん「10日でおぼえるAndroidプアリ開発入門教室」、日経BP社さん「クラウド活用のためのAndroid業務アプリ開発入門」、技術評論社さん「Software Design」でした。ありがとうございます。

ジャンケン大会

最後に、会場の産学イノベーションセンター(University Business Innovation Center) 前で集合写真を撮りました。終了後しばらく経ってからだったので、帰ってしまった方もいるのが残念です。初日も撮ればよかったなと思っています。

会津大学 産学イノベーションセンター前

今回のイベントでは、開発を本分としていない人も多く参加されていました。
実際にはアイデアソンでの意見の交換や、ハッカソンでも企画を提案するなど、開発者ではない方の協力が必要なことも多くあります。
これからもそういった方々に積極的な参加を呼びかけてゆきたいです。

実際に現地を訪れてみて、地元の人の話を聴くことには代えることのできない価値があるのだということを実感しました。
肌で状況を理解するということだけではなく、人と会って話すことで生まれたものがありました。
震災支援のシステムを遠地から開発されている方は、現地での使用状況や、地元の人の顔を思い浮かべながら作業をされてみてはいかがでしょうか。

また、会津若松は風評によって観光客が激減しているというようなこともあります。
自然があり、歴史と美味しい食べ物もある会津若松をぜひ訪れてみてください。

今回は大規模なイベントを開催して成功させることができました。
これほど大きなイベントでなくても、着実に活動を続けてゆくことが大切だと思っています。

今回のイベントに参加してくださった方、ご支援くださった方に感謝します。
どうかこれからもHack For Japanへのご協力をよろしくお願いします。

Hack For Japan スタッフ 石野正剛